セノビックの成分を検証!

「セノビックで身長が伸びる」は思いこみ

セノビックはロート製薬の栄養機能食品です。成長期に大切なカルシウム・ビタミンD・鉄に加え、ボーンペップ(卵黄ペプチド)やミルクペプチド、ビタミンC、ビタミンK2が配合されています。

 

「セノビック」という商品名といい、「成長期の骨を研究して生まれた」という謳い文句といい、セノビックさえ飲めば身長がぐんぐん伸びるのでは?というイメージづくりが巧みですが、実は公式サイトには

 

「身長が伸びる」とは一言も書かれていません。

 

 

あの誰でも一度は聞いたことのあるCMでも「身長が伸びる」というセリフ、表示は一切ありません。

 

「成長期に必要な栄養素をしっかりチャージ」すると言っているだけで、だからどうなる、というところまでは言及していないのです。

 

「だから身長が伸びるだろう」「だから身体が大きくなるだろう」「ロート製薬が販売しているから効果があるに違いない」というのは消費者の勝手な期待であり、思い込みなのです。

 

 

↓ セノビックについて詳しく見る

 

 

身長を伸ばすために必要な栄養素は?

「そうはいっても、カルシウムは骨が育つための大切な栄養なんだから、カルシウムを摂れば身長は伸びるんじゃないの?」

 

これは半分は当たっていますが、半分は間違っています。

 

骨が成長するために、カルシウムはたしかに必要な栄養素ですが、それだけでは足りません。

 

いちばん大切なのは実はたんぱく質なのです。

 

骨は最初に軟骨細胞ができて、それが層のように重なり合って骨が伸びていきます。

 

この軟骨細胞の原料となるのがたんぱく質です。

 

カルシウムはこの軟骨細胞を石灰化して硬くするために使われます。

 

つまり、骨を作るのはたんぱく質、強くするのはカルシウムというわけですね。

 

たんぱく質は成長ホルモンの分泌を促す作用もあります。

 

成長ホルモンは骨の成長に大きな役割を果たし、身長を伸ばすためには不可欠と考えられています。

 

この成長ホルモンの分泌に関わる、もうひとつの栄養素が亜鉛です。

 

まとめると、身長を伸ばすためには、

 

たんぱく質、カルシウム、亜鉛が重要

 

ということになります。

 

 

セノビックの成分を検証!

次にセノビックの成分を検証してみたいと思います。

 

セノビックには「ミルクココア味」「いちごミルク味」「バナナ味」「ヨーグルト味」「ポタージュ味」など、さまざまなフレーバーがありますが、共通している原材料は、

 

グラニュー糖、食用加工油脂、ミルクペプチド、卵黄ペプチド、卵殻カルシウム、香料、ビタミンC、ピロリン酸鉄、ビタミンK2、ビタミンD

 

になります。フレーバーによって、これにいちご果汁粉末やバナナパウダーなどが加わります。

 

この成分のうち、ロート製薬が「成長期に必要な栄養素」としているのは、

 

ミルクペプチド
卵黄ペプチド
カルシウム
ビタミンC

ビタミンK2
ビタミンD

 

の7種類。有名なボーンペップは卵黄ペプチドのことです。

 

身長を伸ばすために特に重要なのは、たんぱく質、カルシウム、亜鉛ですが、セノビックの一日あたりの摂取量(16g)に含まれる量は、ミルクココア味を例にとると、たんぱく質が1.2g、カルシウムが260mgで亜鉛については記載がありません。つまりゼロ。

 

セノビックは1回分(8g)牛乳150ccに溶かして飲むので、一日分で300cc。

 

牛乳300gに含まれるたんぱく質は9.9g、カルシウムは330mgですから、セノビックを牛乳に溶かして飲んだ場合の一日の摂取量は

 

たんぱく質:11.1g
カルシウム:590mg
亜鉛:0mg

 

となります(牛乳100ml=100gで計算した場合。実際は牛乳100mlは約103gなのでもう少し多くなります)。

 

 

 

↓ セノビックについて詳しく見る

 

 

 

カルシウムの摂りすぎは逆効果?

たんぱく質や亜鉛が足りなくても、カルシウムの補給を目的としてセノビックを飲めばいいのでは?という考え方もあるでしょう。

 

セノビックの口コミの中には

 

「ジュースを飲むかわりにセノビックを飲ませています」

 

というものもあります。

 

どうせ飲むなら栄養のあるものを、という気持ちもわかりますが、実は

 


カルシウムの摂りすぎは逆にカルシウムが足りなくなる

 

という現象を招きます。

 

カルシウム・パラドックスと言われるものです。

 

カルシウム・パラドックスは、カルシウムの摂取量が足りないと、それを補おうと骨からカルシウムが溶け出し、血液中のカルシウムは逆に増えるという現象としてよく説明されますが、カルシウムを過剰に摂取したときでもカルシウム・パラドックスが起こります。

 

カルシウムだけを大量に摂取すると、逆に骨のカルシウムが減ってしまうのです。

 

なぜこうしたことが起こるのでしょうか。

 

カルシウムを過剰に摂取すると、身体は余剰分を排泄します。

 

このとき一緒にマグネシウムも排泄されてしまうため、足りなくなったマグネシウムは骨から血液中に溶け出します。

 

ところがその際にカルシウムも溶け出してしまい、骨のカルシウムが減ってしまうのです。

 

ですから、カルシウムを摂取するときは同時にマグネシウムも摂らなければなりません。

 

しかし、セノビックにはマグネシウムが含まれていません。

 

一日の摂取量を守って飲むなら大丈夫ですが、ジュース代わりに好きなだけ飲ませていては、逆に骨がスカスカになってしまう危険があります。

 

【まとめ】おすすめの身長サプリはこれだ!

このように、身長を伸ばすためには、たんぱく質、カルシウム、亜鉛、マグネシウムの摂取が大切です。

 

このうち、たんぱく質は比較的食事から取りやすい栄養素ですが、カルシウム、亜鉛、マグネシウムは不足しがちなため、身長を伸ばすためのサプリメントを飲むなら、これらをしっかり補えるものがよいでしょう。

 

管理人いちばんのおすすめはルーティが開発・販売する

 

にこにこカルシウム

 

スクスクカルシウム

 

カルシウムグミ

 

の3つです。

 

それぞれ

 

5歳以下の幼児向けのタブレットタイプ
そのまま食べられる顆粒タイプ
6歳以上向けのグミタイプ

 

と、年齢や好みによってラインナップが分かれています。

 

幼児向けのにこにこカルシウムは、5歳以下を対象としているため、一日の摂取量はほかの2製品に比べると少なめとなっています。

 

身長を伸ばすためというよりも、栄養補給のためのサプリメントと言えます。

 

無料サンプルが用意されているので、味や食感を試してから購入を検討してみるのもよいと思います。

 

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スクスクカルシウム水なしでも飲めるココア味の顆粒タイプで、セノビックのように牛乳に溶かして飲むこともできます。牛乳に限らず、お菓子や料理に入れて摂取することもできます。

 

一日あたり(2スティック)のおもな栄養成分は次の通り。
たんぱく質:0.51g
カルシウム:226 mg
マグネシウム:34.7 mg
亜鉛:1 mg
ビタミンD:2.98 μg

 

このほか、L-アルギニン、L-オルニチン、ビタミンA、 ビタミンB1、 葉酸、ビタミンB12、 ビタミンC、 ビタミンEなども含まれています。

 

カルシウムグミとは兄弟サプリなので、無料サンプルもセットになっています。
スクスクカルシウムの無料サンプルは下のカルシウムグミから申し込めます。

 

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カルシウムグミグミタイプなのでおやつ感覚で摂取できます。モンドセレクションにおいて「最高金賞」を7年連続受賞した信頼のあるサプリメントです。

 

フレーバーはヨーグルト、レモン、イチゴ、グレープの4種類。それぞれ強化されている栄養成分が異なるため、単に味の好みで選ぶというよりは、スポーツを頑張りたい、受験を控えている、電子機器をよく使っているなど、目的に合わせて飲み分けることができます。

 

一日あたり(6粒)のおもな栄養成分は次の通り。
たんぱく質:0.5g
カルシウム:233.8mg
亜鉛:1.0mg
マグネシウム:66.3mg
ビタミンD:1.9μg
コラーゲン:600mg

 

こちらも無料サンプルが用意されています。スクスクカルシウムとセットの内容になっていて、全部の味が試せます。

 

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これらのほかにもカルシウム、マグネシウム、亜鉛が摂取できる身長サプリはあるのですが、含有量が明記されていないか、非常にわかりにくい一方で、「一日に必要なカルシウムの○○%を補う!」といった、イメージ先行のものが多く、あまりおすすめできません。

 

お金を出して飲むなら、成分量がはっきりしているものを選びたいものです。